診察券の材質は、特徴の大きく違う材質で、どれを使って診察券を作ろうか迷ってしまう方がたくさんいらっしゃいます。 そこで、診察券の素材を【特徴・仕様】【加工】【価格】の3点から、わかりやすく解説いたします。 診察券を作る上での参考にしていただきたいと思います。
主な診察券で使われる素材
診察券の材質は3種類あり、それぞれ特徴のある材質です。
- 紙製診察券
- マットコート(筆記可能なツヤのある塗工紙)
- 上質紙(両面ツヤのない最もマットな用紙)
- ミラー上質(表面が強いツヤがあり、裏面はマットな用紙)
- PETカード診察券(薄手のプラスチック樹脂カード)
- PVCカード診察券(厚手のプラスチック樹脂カード)
コストパフォーマンスが高い紙製診察券
紙製診察券は、プラスチック診察券よりも非常に安価で、小ロットでご注文しやすいです。また、ご注文枚数が増えると単価が下がり、更に安く作成できます。
患者さんの予約時間を診察券の裏側に記載して利用する場合、10〜16回ほどの使い切りの診察券になりますが、一度にたくさん印刷して診察券単価を下げれば、コストを抑えることができます。
紙製診察券の特徴
用紙の厚みは一般的な名刺と同じ紙厚で、強度は高くありませんが簡単には破れません。また、診察券の四角に角丸加工を施していますので、収納・使用の繰り返しで、カードの四隅から劣化するのを防ぎます。
紙製診察券は、鉛筆やボールペンなどの筆記やスタンプ押印が可能です。氏名や連絡先、予約時間の記入が自在にできます。筆記できないプラスチック製診察券と違い、診察券に直接筆記できるので、追加コストは必要ありません。
紙製診察券の加工
標準で角を丸くする角丸加工が施されます。診察券の四隅を半径R3mmの丸く削ることで、四隅から劣化しにくい診察家になります。また、柔らかい印象の診察券にもなります。
長く使うためのポイント
予約日時の記入など、診察券の新規発行後に筆記を行わない場合、市販のラミネートフィルムを購入して、加工すれば紙製診察券の長期利用ができます。用途は限られますが、加工することでラミネートフィルムによる耐久性強化が可能です。
※パウチ加工を行うと、カードサイズより大きくなります。
紙製診察券の価格
紙製診察券は、マットコート紙及び上質紙と、強光沢のミラー上質紙の二種類の価格表に分かれます。
各種用紙の詳細・価格の確認は、商品詳細ページにてご確認ください。
マットコート紙・上質紙の紙製診察券価格
枚数 | 片面印刷+角丸加工 | 両面印刷+角丸加工 |
---|---|---|
100枚 | ¥3,000 @30.00円 | ¥4,000 @40.00円 |
200枚 | ¥4,000 @20.00円 | ¥6,200 @31.00円 |
300枚 | ¥4,900 @16.33円 | ¥7,300 @24.33円 |
500枚 | ¥6,500 @13.00円 | ¥9,500 @19.00円 |
1000枚 | ¥9,000 @9.00円 | ¥12,000 @12.00円 |
ミラー上質紙の紙製診察券価格
枚数 | 片面印刷+角丸加工 | 両面印刷+角丸加工 |
---|---|---|
100枚 | ¥6,000 @60.00円 | ¥8,000 @80.00円 |
200枚 | ¥6,800 @34.00円 | ¥9,500 @47.50円 |
300枚 | ¥7,600 @25.33円 | ¥11,000 @36.67円 |
500枚 | ¥9,000 @18.00円 | ¥14,000 @28.00円 |
1000枚 | ¥12,000 @12.00円 | ¥20,000 @20.00円 |
薄いのに強い薄手プラスチック診察券(PETカード)
薄手プラスチックカード診察券(PETカード)は、強くて薄ので持ち歩きやすいプラスチックカード で作る診察券です。紙の診察券よりも長期に渡って使用でき、コストパフォーマンスの良いプラスチック診察券です。
カードの厚さ0.19mmと薄く、プラスチック製でもしなりのあるやわらかいカードで、テレフォンカードや図書カードなどでも使われており、薄くて強度のあるカードです。
薄手プラスチック診察券の特徴
カードサイズ(86×53mm)のPET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)で作られた薄めのプラスチックカードに印刷します。 カード四隅にR3mmの角丸加工を標準で施しており、硬く尖った四角で肌やカードケースなどに傷をつけるずに、診察券をご利用いただけます。
PETカード診察券への筆記ですが、油性ペン以外で直接筆記することはできません。患者さんの予約時間を診察券に記録したい場合、予約シールを使って予約記入欄を追加する必要があります。
薄手プラスチック診察券の加工
標準でR3mmの角丸加工が施されます。診察券の四隅を半径の丸く削ることで、四隅から劣化しにくい診察家になります。丸く削ることで、肌を傷つけたりカードケースの傷みから守ることができます。
長く使うためのポイント
PET樹脂で破れたりせず、汚れても拭き取れるので、素材として長期使用が可能です。プラスチックカードは油性ペン以外では筆記ができないので、予約時間の書き込みを行いたい場合、筆記できる予約シールを貼って対応します。
予約シールは上質紙などでできた筆記できる素材のシールで、シールは張り替えることで、カードを繰り返し利用できる様になるので、長期で利用できる様になります。
予約シールに関しては「診察券予約シール(裏面シール)を作成して筆記機能を追加」をご確認ください。
薄手プラスチック診察券(PETカード)価格
薄手プラスチック診察券の印刷価格は、白色のPETカードへの印刷価格と標準で角丸加工がついた価格です。
素材の詳細・価格の確認は、商品詳細ページにてご確認ください。
枚数 | 片面価格+標準角丸加工 | 両面価格+標準角丸加工 |
---|---|---|
100枚 | ¥5,000 @50.00円 | ¥6,000 @60.00円 |
200枚 | ¥6,900 @34.50円 | ¥8,200 @41.00円 |
300枚 | ¥8,800 @29.33円 | ¥10,300 @34.33円 |
500枚 | ¥12,600 @25.20円 | ¥14,500 @29.00円 |
1000枚 | ¥22,000 @22.00円 | ¥25,000 @25.00円 |
硬くて最も丈夫な厚手プラスチック診察券(PVCカード)
厚手プラスチックカード診察券(PVCカード)は、硬くて分厚いプラスチック診察券で、キャッシュカードやクレジットカードで馴染みのあるプラスチックカード診察券です。 500枚からのご注文が中心で、小ロットでのご注文はできません。ご注文枚数が増えると単価が下がり、更に安く作成できます。
カードの厚さ0.76mmと非常に厚く、力をかけても曲がったりせず、汚れても洗ったり拭いてきれいにできます。また、丈夫なのに軽いので持ち歩きやすいですが、欠点はカードが分厚いのでかさ張ります。
厚手プラスチック診察券の特徴
カードサイズ(86×53mm)のポリ塩化ビニルという合成樹脂(PVC)で作られた、分厚く丈夫なプラスチックカードに印刷します。 カード四隅にR3mmの角丸加工を標準で加工、尖ったカードを安全に使える様に、丸くて柔らかい触り心地に変えます。
PVCカード診察券への筆記については、PETカードと同様、油性ペン以外で直接筆記することはできません。次回来院予約を診察券に記録したい場合、予約シールを使って予約記入欄を追加する必要があります。
厚手プラスチック診察券の加工
標準でR3mmの角丸加工が標準で施される以外に、様々なオプション加工を追加できます。署名枠を追加できる「サインパネル加工」、顧客管理を可能にする「ナンバリング加工」や「バーコード加工」、カートの見た目を美しく変える「箔押し加工」や「パール加工」などをご用意しております。
長く使うためのポイント
PVCカードは折れ曲がったりしない堅牢さ、汚れても拭き取れる清潔さなど見ても、素材として長期使用が可能です。カード自身に油性ペン以外では筆記ができないので、予約時間の書き込みを行いたい場合、筆記可能な予約シールを貼って対応します。
予約シールはオリジナルデザインで作成でき、予約記入枠のほかに訂正シールとしても使えます。シールは張り替えることで、カードを繰り返し利用できる様になるので、長期で利用できる様になります。
予約シールに関しては「診察券予約シール(裏面シール)を作成して筆記機能を追加」をご確認ください。
厚手プラスチック診察券(PVCカード)価格
厚手プラスチック診察券の印刷価格は、白色PVCカードへの印刷価格と標準で角丸加工がついた価格です。
各種加工を含めた価格のほか、素材の詳細・価格の確認は、商品詳細ページにてご確認ください。
枚数 | 両面印刷 | 両面印刷+加工:サインパネル/バーコード/ナンバリング |
---|---|---|
500枚 | ¥55,000 @110.00円 | ¥63,000 @126.00円 |
1000枚 | ¥70,000 @70.00円 | ¥80,000 @80.00円 |
2000枚 | ¥119,000 @59.50円 | ¥139,000 @69.50円 |
3000枚 | ¥161,000 @53.67円 | ¥191,000 @63.67円 |
以上、各種診察券作成で使用する素材をご紹介しました。それぞれの素材で特徴が異なり、メリット・デメリットを比較して、新たに診察券を作られることをお勧めします。
診察券作成についての不明点や作成に関してのお問い合わせをお待ちしております。
その他、診察券作成に関する情報をまとめたページをご用意しておりますので、気になる方はそちらもご覧ください。