な行|印刷用語集

な行の印刷現場や印刷データの編集で使われる、印刷用語を紹介します。

印刷用語集

中綴じ

読み方:なかとじ

1枚4ページ分を印刷した用紙を重ねて、長辺半分の折り筋にホッチキス留めした後、折り畳んで製本する綴じ方。ページが多すぎる場合は、ホッチキスでは止めれないので、少ないページの冊子に利用されます。

内部校正(内校)

読み方:ないぶこうせい(ないこう・うちこう)

印刷所が組版完成後に、クライアントや次工程に渡す前に、作業担当者や責任者が社内校正を行うこと。ここでミスを見つけることで、後のトラブルを防ぐことになるため、重要な工程になります。

入稿

読み方:にゅうこう

印刷所へ印刷用ファイル(入稿ファイル)を送ること。その際、デザイン時のファイルをそのまま入稿すると、印刷する際に問題が起きる場合があり、印刷所に設けられたルールに沿って印刷用ファイルを作成する必要があります。

ニス

読み方:にす

アクリル樹脂などでできた塗料のこと。印刷物の表面にニスを塗る加工のことをニス引きといい、ニスを引いた部分の強度を高めたり、角度を変えると反射して艶が出るといった視覚的効果を追加します。
ニスはそれほど強い光沢はありませんが、必要な箇所へ部分的に加工が可能です。

塗りたし

読み方:ぬりたし

印刷の仕上げ時に、白い筋ができる場合があり、回避策として塗りたしという方法を用いります。
仕上がりサイズぴったりに塗りや模様をデザインした場合、トンボ(断ち切り線)で仕上げ断裁した時に、多少のズレが起き、白い筋が見えてしまう場合があります。 それを回避するために、印刷用ファイルはトンボの外側に3mmほど塗りたしをして作成することが一般的です。

熱定着

読み方:ねつていちゃく

トナー印刷時に、剥離性のローラーを加熱させ、熱を利用して用紙にトナーを定着させて印刷します。レーザープリンタなどのオンデマンド印刷機で利用されています。

のせ(スミのせ)

読み方:のせ(すみのせ)

カラー印刷時に、紙の伸縮やズレにより、色版がずれて印刷される場合があり、特にスミ版は影響が大きく目立ちます。 これを見当ズレとよびます。解決する方法として、塗りや線を少し太らせてデザインすれば重なる部分をのせることになり、多少のズレでも目立たなくなります。

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