た行|印刷用語集

た行の印刷現場や印刷データの編集で使われる、印刷用語を紹介します。

印刷用語集

ダイレクト印刷

読み方:だいれくといんさつ

DTPソフトウェアで作成したデータから、直接刷版作成を行わずに、直接用紙に印刷する方法。ポスターなどの小ロットの印刷、家庭用インクジェットプリンタでの印刷がそれにあたります。また、フィルム出力なしで、ダイレクト刷版を用いた印刷のことをいう場合もあります。

縦目(T目)

読み方:たてめ

縦目は紙を構成している繊維の向きで、全紙の長辺に平行な繊維の並びの紙を横目といいます。別名T目。繊維の方向を変えることで、カールしたり破れやすくなることを防ぐ効果があります。

丁合

読み方:ちょうあい

冊子印刷の場合、一つの印刷機にページに分けて組版を行い、複数ページをまとめて印刷します。この各印刷物をページ順に揃える作業を丁合と言います。

読み方:ち

印刷物の仕上がり寸法の下部を【地】と呼び、本や冊子の下部にも使われます。また、天地は印刷物の方向を決める目印として、製版データを作成する際に天や地を確認します。

壷上がり

読み方:つぼあがり

印刷中にインキが印刷機の中で固まり、ローラーにインキが転移しなくなり、インキをためておく場所(インキ壺)が空になり、印刷にムラが生じたり印刷されなくなる現象。

坪量

読み方:つぼりょう

紙の重さを表す方法のひとつで、洋紙、及び板紙1枚1m²当たりの重量のこと。
同じ1m²の紙でも重さが違い、紙の密度や硬さなどが分かります。使い方は、「10g/m²」のように「g/m²」で表記します。別名「米坪(べいつぼ)」や「メートル坪量」。

天地

読み方:てんち

印刷物や出版物の縦寸法のこと。天は上、地は下の意味で広く利用されます。また、天地10mm開ける といったように、距離を開けたりする指示などに利用もされます。

天糊

読み方:てんのり

天糊は冊子や伝票などの複数枚の用紙を重ねて印刷物として綴じるとき、天を糊付けすること。綴じの強度を高めるため、糊付け後に、背に薄い紙を貼る綴じ方もあります。

トンボ(トリムマーク)

読み方:とんぼ(とりむまーく)

印刷物を仕上げるために、最終工程として断裁を行いますが、その断裁位置の目安にするための目印をトンボと言います。その他に、印刷時に各色版の位置をそろえるための目印としても利用します。別名トリムマーク。

特色

読み方:とくしょく

Cシアン、Mマゼンタ、Yイエロー、K墨のプロセス4色で再現できない色を印刷する場合、特別に調合されたインクを使って印刷しますが、そのインクを特色インクと言い、その色のことを特色と呼びます。別名スポットカラー。

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