さ行|印刷用語集

さ行の印刷現場や印刷データの編集で使われる、印刷用語を紹介します。

印刷用語集

刷版

読み方:さっぱん

印刷に必要な版を作成すること。印刷は一般的に4種類のプロセスカラーの掛け合わせで印刷するため、4色の版を作成して、印刷機に取り付けて数回に分けて印刷します。版は金属版(PS版)や樹脂版などがあります。

彩度

読み方:さいど

印刷の鮮やかさを表す度合い。彩度が高いと鮮やかな色合いとなり、低いとくすんだ色になり、例えば灰色になります。
白・灰色・黒は彩度を持たないため無彩色とよばれ、それ以外の色は彩度を持つため有彩色とよびます。

上質紙

読み方:じょうしつし

化学パルプ配合率100%の洋紙で、コーティングされていない非塗工紙。インキを吸収しやすく、塗工紙より少し色が沈んだ仕上がりになります。 身近なものとして、コピー用紙などが広く利用されています。

四六判

読み方:しろくはん

紙の寸法でよく利用される判型で、寸法は788×1091mmです。江戸時代に4寸×6寸で通っていたことから、寸法の数字をとって名付けられました。

スクリーン線数

読み方:すくりーんせんすう

印刷の精度を表す尺度で、線数と約す場合もあります。一般的に印刷は網点の塊で、網点の細かさにより印刷精度が高くなります。

スポットカラー

読み方:すぽっとからー

印刷は通常プロセスカラー(CMYK)の掛け合わせで色再現を行いますが、プロセスカラー で再現できない色を印刷する場合、独自でインキを練って色を作成します。この色をスポットカラー(特色)と呼びます。

線数

読み方:せんすう

印刷の細かさを表す尺度で、1インチ(約2.54cm)の中に網点がどれくらい印字されるかを表しています。線数が大きくなるほど、1インチの中に網点が多く印字されるので、細かく印刷がされることになり、写真やグラデーションのクオリティが上がります。スクリーン線数とも言われます。

正体

読み方:せいたい

文字や活字などを縦や横に伸縮・変形させずに使用すること。逆に変形した文字は、斜体、平体、長体などがある。書体は正体で使用するときに美しく見えるよう設計されていますが、紙面の空きスペースが足りない場合や多い場合など、文字を変形させて使用します。

損紙

読み方:そんし

印刷及び加工工程で発生する、製品にできない用紙のこと。別名ヤレ紙・予備紙などと呼ばれます。損紙はリサイクルに回したり、別件印刷時の色調整紙として利用されます。

総ベタ

読み方:そうべた

プロセスカラー(CMYK)各100%で指定することを総ベタといいます。総ベタで印刷すると、インクが乾きにくいので裏写りしたりするので、基本お勧めしません。

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